2010年6月29日火曜日

東洋医学52

帯脈は
上下の氣の調節
を致します。

イメージとして
「ベルトの締め具合」
「孫悟空の頭の輪」

締め過ぎても
ゆるめ過ぎても

上記の
症状が現れます。

下腹部の
“締める力”
腎水との
東洋医学⑫~⑯
関係が深いですので
腎水の病症も
適応される事も
多いです。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月28日月曜日

東洋医学51


帯脈

帯脈の兆候は
・お腹が張る
・腰に力が入らない
・腰がだるい
・腰から下が冷える
・月経痛、不順、帯下
・股関節痛
など

画像に
示した
赤い部位。
腰、下腹部です。


青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月26日土曜日

東洋医学50


前回の
投稿で
「指3本」
など
表記いたしております。

画像の
指3本で2寸

人差し指から小指まで
3寸

親指1本で
1寸
と目安として表します。

患者様自身の
指が基準と
なりますので
施術者が
あまりに
患者様と
違いがあると
基準となりません。
(患者様自身でも
 異常に指が太いなども基準となりません)

基準どうりに
ツボを探されても
コリ、力が無いなど
反応がなければ
効きませんので
基準の位置周辺の
反応を探してください。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月25日金曜日

東洋医学49

八総穴の残り

・公孫は、東洋医学29
足の第1指(手で言うと親指)の
関節の内側から
指1本ぐらい
踵より。

・内関は、東洋医学21
手の掌側で
手首のしわから
指3本分肘より。

・照海は、東洋医学⑭
内くるぶしの
中央の下

・列缺は、東洋医学⑨
(画像には列欠と記載いたしております)
手首の親指側で
骨の高まりが
あります
これより
少し肘側。

公孫と内関の
反応は
コリの場合もありますが、

軽く押すと
「ぺこぺこ」
力が無い、
皮膚が薄い

感じの
反応が見られる
場合もあります。


青龍サコダ鍼灸治療院
 迫田 敬一

2010年6月24日木曜日

東洋医学48




後谿
軽く手を握り
小指の付け根に出来る
しわの
頂点。

申脈
外くるぶしの
中央の下。

奇経の場合
正経の反応より
コリ」のような
反応が分かり易い
思います。

痛みの場合に
ツボを押さえてみて
痛みが軽減すれば
使えるツボ」か
判断が出来ます。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月23日水曜日

東洋医学47



八総穴の位置

米粒~豆粒づらいの
コリの反応があります。

・臨泣は
足の甲側
第5指(手で言う小指)と
第4指(手で言う薬指)の
骨の付け根の前

・外関は
手の甲側
手首のしわから
指を3本あてた
中央

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月22日火曜日

東洋医学46

鍼灸治療以外で
二穴治療の
場合には
陰イオン
陽イオン

の電位差を
利用し
施術する方法や
磁石の
+-

施術する方法が
あります。

例えば、
督脈と
診断した場合には

後谿に10円玉(銅)(+)

申脈に1円玉(アルミ)(-)

を貼り付けます。
7分から30分ほど
貼り付けたまま
安静にして頂きます。

硬貨の替わりに
金銀メッキの粒状の
金粒、銀粒
という製品も
あります。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月21日月曜日

東洋医学45

八総穴と奇経の組み合わせ
・督脈  → 後谿(ゴケイ)穴
・任脈  → 列缺(レッケツ)穴
・衝脈  → 公孫(コウソン)穴
・帯脈  → 臨泣(リンキュウ)穴
・陽蹻脈 → 申脈(シンミャク)穴
・陰蹻脈 → 照海(ショウカイ)穴
・陽維脈 → 外関(ガイカン)穴
・陰維脈 → 内関(ナイカン)穴

上記を
1穴で治療する
場合と

後谿+申脈
列缺+照海
公孫+内関
臨泣+外関

2穴を使用する
場合があります。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月19日土曜日

東洋医学44

奇経治療は
八総穴(ハッソウケツ)といわれる
8つのツボを使います。

診断により
単独1つか
二穴治療
呼ばれる
組み合わせがあります。

・ 督脈=陽蹻脈
・ 任脈=陰蹻脈
・ 衝脈=陰維脈
・ 帯脈=陽維脈



1、症状、痛みなどの病変の
“特徴”

2、症状、痛みなどの
病変がどの
奇経脈の走行上に
あるか。

3、脉診

主に上記で
診断をし
ツボ
選別する事が
可能です。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田

2010年6月18日金曜日

東洋医学43

一人の施術者で
経験は
たかが
ウン十年ですが、
伝統されている
経験には及びません。
(なかには天才的な方は、おられるとは思います)

しかし、
伝統されている
技術がすべて
「効く」とは
限りませんし、
施術者により
向き不向きが
ありますので
見極める
知識と情報

得る事を
おススメいたします。
(このブログが少しでも
 情報源となれればと思います)

お話を
奇経治療に戻します。

鍼、灸を使わなくても
施術する方法

ありますので
鍼灸師以外の方でも
セラピーや
ご自宅で
お役立ていただければ
幸いです。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月17日木曜日

東洋医学42

奇経治療は、
溢れた時(病、症状、痛み)に
正経より
反応が分かり易いので

病、症状、痛みに
アプローチし易い
思います。

話が
少し脱線しますが


正経や奇経を含めた
全体の治療は
経験も必要ですし

経験だけでは
補えない
何千年と受け継がれた
「効く治療」と
出会う必要があります。

才能のある方は
独自の治療法を
施術される方も
おられますが、
効くと
思い込んでしまう
可能性もありますし
才能がないと
できないです。
つづく

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月16日水曜日

東洋医学41

奇経(キケイ)とは?

イメージとして
川が溢れた時に
流れる
バイパスです。

川が溢れるとは
病、症状、痛みなどです。

・督脈(トクミャク)
・任脈(ニンミャク)
・衝脈(ショウミャク)
・帯脈(タイミャク)
・陽蹻脈(ヨウキョウミャク)
・陰蹻脈(インキョウミャク)
・陽維脈(ヨウイミャク)
・陰維脈(インイミャク)


奇経八脈といいます。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月15日火曜日

東洋医学40

正経治療について
様々な
流派があります。

どの流派も
特徴があり
「得意不得意」
あるように思います。

また
施術者の
「向き不向き」
重要に感じます。

中医学、経絡治療、積聚治療など
多数の流派で

氣を補う治療
氣を整える治療
氣を抜く治療

などなど
方法が
御座いますが、
「よりワイド(全体的、多面的であるが総合的)な診断方法」
持つ治療が
様々な対応力
あると思います。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月14日月曜日

東洋医学39

東洋医学30
でもお話いたしました
経と絡
経脈=太いライン
絡脈=経から枝分かれしたバイパス

経脈について
東洋医学32でお話した
①十二経脈(正経)

②十二経別
(正経から分かれて走行している)

③奇経
(くわしくは後に投稿いたします)

絡脈について
①十二別絡(大絡)
(大きな絡脈)

②孫脈
(絡脈の末梢になる細かい脈)

上記は
治療の方法も
特徴があります。

「どの経or絡に施術するのか?」

分別することで
それぞれの経絡に
対して
得意な施術方法
あります。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月12日土曜日

東洋医学38


私の場合には
おもに脉診で判断しますが、

患者様の症状だけでなく
全体を捉えて

「良い症状か?」
「悪い症状か?」

「良い元気か?」
「悪い元気か?」


判断が必要です。

患者様は
「調子が良い」と
おっしゃられていても
・検査数値が悪い
・張り、こり、痛みがある
・呼吸、脈拍など乱れている
・夜間の痛み・症状
・食欲、睡眠、便通に変動がある
・そわそわ、潔癖、動き過ぎ
など、出現していれば

外には氣があるけれども
内には氣が無い


可能性があります。

青龍サコダ鍼灸治療院
 迫田 敬一

2010年6月11日金曜日

東洋医学37 

治療の経過で
外、経絡、陽の病は
比較的治りやすく
劇的な変化の
症例も見られます。

しかし、
内、蔵、陰の病は
治りやすく
感じられても
「外だけ良く、中身が悪い」
場合もあり、
患者様は
良くなったと
勘違いをし
動き過ぎ
消耗してしまう
事もあります。

また、
内、蔵、陰が充実して
行く過程で
「体調が変わらない」と
感じられる場合も
あります。

ある程度の回復が
安定していないと
症状はあります。

あまりに
氣(生命力、治癒力など)を
消耗した状態の
患者様は
変化に
期間が必要
場合もあります。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月10日木曜日

東洋医学36

蔵病などは
とか

経病などは
とか
と もいいます。

陰、内、蔵に
邪がありますと
・食欲 (不振、過多)
・睡眠(不眠、好眠)
・便通(下痢、便秘)


これらに
変動が見られますので
健康の
指標となります。

陰、内、蔵の
病は氣(生命力)が減退していて
病が深いですので
陽、外、経絡へ
押し上げる 
氣が必要となります。

氣を蓄える
施術、治療、養生が
必要です。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月9日水曜日

東洋医学35

東洋医学③~
東洋医学29までの
蔵象論で述べた
病は
蔵病(ゾウビョウ)」といい

経絡上の
蔵病に至らず
経絡の病を
経病(ケイビョウ)」と
いいます。

また
経絡上の
筋肉を
経筋」といい
筋肉に
アプローチを
する手技は、
経筋病に対応できます。

蔵病には
対応できないです。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年6月4日金曜日

東洋医学34

ちなみに1尺は10寸です。

一呼吸で6寸進みます。
呼吸が速いと
の流れも
早いです。

交感神経優位
などの
活性化した状態です。

氣の巡りが早い
「よく気が付く」
「よく動く」など
いい面もありますが

燃費が悪い
氣が少ない
心身ともに
過敏となる
など良くないです。

東洋医学で
脈拍数は
一呼吸に
“5、6回”
が正常です。

毎分という数値では
ありません。

普段は、
活性化しないで
副交感神経優位
(呼吸、脈拍など遅い)で
燃費いい状態を保ち、

活動されるときには
交感神経優位
(呼吸、脈拍など速い)と
なられても
安静にすると
速やかに
副交感神経優位に
なれれば、
燃費よく
長く使えるお体だと
思います。

青龍サコダ鍼灸治療院
 迫田 敬一

2010年6月2日水曜日

東洋医学33

経絡には、
長さがあります。

16丈2尺とされ
呼気に3寸
吸気に3寸
進みます。

体型により
長さが違う?

そのため
骨度法を使います。

例えば
肘(内側)から
手首までが
1尺

身長は
7尺5寸など

昼には
衛氣と呼ばれ
体表に多く流れ
①外部からの
刺激から守る
②活動力(行動、運動、思考など)
として
働きます。

夜には
営氣と呼ばれ
体内に多く
流れ
①回復力、再生力
②体内の活動力(内臓、器官など)
となります。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田  敬一