2009年8月23日日曜日

ペルソナ

芸能人の方でイメージと異なる
事件がありました。
この時ペルソナが浮かびました。

ペルソナとは?
ユング心理学で対外的な自分の事です。

社会の中で自分を表現するのに
思いついたことを口走ったり
思いのままに表現し過ぎる。

対して自己表現に乏しく
周りに合わせ過ぎる。

どちらも誤解を生んだり、
不満が募り易いです。

ペルソナを仮面に表しますと。

いろんな仮面がありますが、
目、口、鼻が穴から
どのぐらい見えているかが
内面の表現の度合いです。

開いている穴が
大き過ぎても
小さ過ぎても
自分らしく無いです。

たとえば
ペルソナが「いい子」過ぎてしまうと
外面と反する感情が突然出てきて
時に凶暴に
反社会的行為を
してしまったり、

男性性が強すぎると
女性性が出現したり
などがあります。

自分のこころ全体を
見つめ(内観)
自分らしい表現が出来れば
楽だと思います。

それと、年齢、成長、病、環境などにより、
ペルソナは、変化するものですので
自分自身も含め、
日々成長と思っています。

内面を押さえすぎると
大きくなり
コントロールできなくなります。
心身ともに症状などが現れますので、
程よく自分らしい表現ができればと
思います。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2009年8月14日金曜日

「地球が緩む?」

いつも来ていただいている
パーキンソン病の患者様が、
「最近、地球が緩んでいるみたいやなぁ?」
とおっしゃられました。
体調維持に重要なので
いつも“緩み”のお話を
させて頂いておりますが、
昨今の異常気象を見ていますと
「なるほど」と感じられます。

「緩む」とは、
気が緩む、体が緩む。
などイメージいたしますが、
緩み過ぎはよくありません!

氣(生命力)は、丹田(下腹部)に
蓄えられていなければなりません。
現在のお体の「若さ」とも
表現できますので、
減らすわけにはいかないです。

継続的な身体的疲労や
精神疲労
他(手術、ケガ、出産、病、食生活など)で
消耗いたします。

この氣は締める作用があり
充実していると、
心身ともに安定し
自然治癒力があります。

消耗してくると、
緩んでしまい、
氣が煙のように上昇し
胃、胸、肩、頭部に
余った“熱”として
溜まります。
 
東洋医学で「熱」とは?
体温だけではなく
働きも表します。
余った熱は、
余計な“働き”となります。
症状、病、過緊張、過行動などとなり、
自律神経症状、更年期障害、精神不安定、体臭、がんなども
余った熱です。

過行動では、
イライラ、潔癖、ソワソワ、食べすぎ、
動きすぎ、考え込む、不眠など
危険信号です。

ご自身で出来る対策の基本は、
ゆっくり話す。ゆっくり食べる。
ゆっくり休む。ゆっくり歩く。
すべても事をゆっくりです。
心身ともに緊張して、興奮し易いので
ゆっくりを心がけてください。

余裕が無い→緊張→余裕が無い→緊張→・・・・・

氣が減り始めると
まず、上記のように緊張し過行動となります。
負の連鎖を断ち切らなければ、
最後は“動けなくなります”

地球はそうは、
ならない事を願います。

青龍サコダ鍼灸治療院  迫田 敬一

2009年8月6日木曜日

夏のお疲れ対策!



毎日暑いですね。
診療で患者様を診させて
頂いていますと、
お疲れで筋肉が硬く
コリ、痛みとなっているケースが
見かけられます。
東洋医学で
「陰虚」の状態です。

「筋肉をやわらかくするには?」
1、酢を飲む
2、柔軟体操
3、リラックス
などなどあげられると、
思います。

1、 酢は?
確かに筋肉を酸味は潤いますが、
「取り過ぎは毒です」
摂取すると体内で
「水を集める性質が潤いを与える」
となれば良いのですが、
胃が不調ですと胃の負担が増します。
鏡の前で舌を出し
濡れ過ぎていては、不調です。
(食べれていてもです)

2、 柔軟体操は?
力を抜いてが原則!
筋肉に潤いの無いこの時期に
冷房で冷やし
筋肉が益々縮んでいる状態ですので
怪我をし易いです。
「呼吸」を止めずに
痛くない様に
伸ばしてください。
自力より、力の要らない
他力がいいです。
必ず痛みが出ないように注意して下さい。

3、 リラックスは?
とても良いです!
暑さでイライラしていますと
脳の緊張から体が過緊張と
なり、疲労が増します。
手軽に行うリラクゼーションとして
腹式呼吸がおススメです。
椅子に腰掛けるか、
出来れば、仰向けとなり、
下腹部(おへその下)に手をあてます。
鼻から息を吸い下腹部まで吸い込み、
ゆっくり口から吐きます。
この様なイメージで呼吸をいたしますと、
手をあてている下腹部が
膨らんだり縮んだり
感じられるようになります。
目を閉じ行いますと
自律神経の副交感神経が優位になり
リラックス状態を得られます。
氣功としても効果があります。
無理せず疲れないよう
(一生懸命せず、疲れない様に
しないと交感神経優位となり興奮となります)
5分ぐらいがいいと思います。

まだまだ暑い日が続きますが、
ご参考にして頂ければと思います。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一