2009年12月10日木曜日
顎関節症
顎関節症は実は私も経験があります。
20代前半のことでした。
当時はまだ鍼灸の学校に通い始めた頃で
原因も治療法も知らなかったです
歯科医に通い半年ほど
マウスピースを
作って頂き
睡眠時に使用しましたが
私の場合は効果がありませんでした。
しかし、
肩こりや目、口に影響があると言われる
「ツボ」を調べてみますと
少しずつ楽になってきました。
ツボですが、
一般でもよく知られている
合谷(ゴウコク)
手三里(テサンリ)
というツボです。
合谷は
手の甲側で親指と人差し指の骨の付け根
(写真参照)
手三里は
肘を曲げ角になるポイントより骨に沿って指三本、手先側
(写真参照)
どちらもコリコリした塊のような反応か
圧迫すると痛みが強いです。
圧痛のあるところを強めに押さえて
口が開き易くなれば、
使えるツボです。
例えば右の顎関節症に対して
右の合谷と手三里の場合もあれば
左の合谷と手三里が有効である場合があります。
押さえるコツがあり、
塊の反応に対して垂直に押さえます。
場所があっていても反応が無い方向に押さえると
効きません。
効果のない方もおられます。
①顎関節の骨に変形がある。
②心因性など脳の緊張。
(脳から直接出てきている末梢神経が影響していると考えられます)
③噛み合わせなど歯が悪い。
④氣(生命力)が足らない為、治癒力が無い。
⑤消化器の問題・心理的な問題などから
食べない方が良い(補償作用)など
様々、複合的に考えられますが
マウスピースでよくなる方もいらっしゃるし
他の考えによる治療法が
有効な場合もあります。
治療者、患者どちらの立場でも
「思わぬ発想で道が開ける」
可能性に耳を傾ける
心がけを持ち続けることは
良いように思います。
私自身も築き上げられた自分自身より
まだまだ、
見過ごされた、知らない自分があると思っています。
考えにこだわり過ぎず、
目を開いていきます。
先日、阪神タイガース(阪神ファンです)の
赤星選手が脊髄損傷の為
引退されました。
必要な方に車椅子を
プレゼントされていた。
赤星選手、自身が
お体が不自由になる可能性のある
大ケガをされたのも
不思議な思いです。
引退は残念な事なのですが
今までとは違っていても
新たな自分として
輝かしい
第二の人生を応援いたします。
青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一
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