秋の過ごし方ですが、
「“氣”を溜める」がテーマです。
ある程度、体力がある方ならば、
夏は熱が多く大気の氣があるので
氣(はたらきのエネルギー)
血(筋肉に潤いを与える)
水の消耗は多いなりに過ごすことが出来ます。
しかし、寒さに耐えるには、
身体の氣が必要となります。
動物と違い、たくさん食べることは
普段から十分に足りている人であれば
必要ないです。
(胃腸に負担がかかり返って消耗いたします)
夏の暑さにより失われた
氣血水の消耗を
回復される為、
身体的な休養と
脳の緊張がありますと筋肉も緊張いたしますので
リラックスが必要です。
肩こり、腰痛、こむら返り、筋肉が疲労し易いなど
これらの症状があるうちは
休んでください。
十分に休養が出来ますと
ストレス発散と
運動がいいです。
後天の氣(出生以後に貯める氣)は
胃腸が活発になると飲食から作られます。
手足を動かすと胃腸が活発になります。
しかし、やりすぎは禁物です!
返って氣が消耗いたします。
心身の疲れ、痛みなど
「からだの声」を良く聞いてください!
“身体・精神・胃腸に無理がかからない様”
心がけて、
運動と安静のバランスが重要となります。
普段から「氣」の少ない方は
(病中、病後、産後、疲れやすい、胃腸が弱い、
落ち込み易い、手足に汗をかきやすい、など
脉診では脉が弱い、細いとなります)
夏場に氣血水が非常に消耗いたしております。
十分な安静が氣のある方より必要です。
とにかく休んで氣を消耗させない様に
心がけていただき、
運動というより、ストレス発散のために
体力を温存しながら生活される事を
おススメいたします。
しかし、極端に体力が「ある」「ない」方より、
この間の方がほとんどだと思われます。
ご自身の体調を「からだと相談」して
どのくらいで「安静」と「運動」の
割合がよいか探してみてください!
中国の老子を訳した本に
「国を治むる者はまさに民を愛すべく、
身を治むる者はまさに精氣を愛(おし)むべし」
と治国と治身を表した言葉があります。
新政府もそうであればいいですね。
ご自身の精氣を愛んでください。
青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一
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