2010年4月8日木曜日

東洋医学⑤


木について
春、風、東、朝など
自然界では表され
上へ上へと「昇る」
“発生”の氣(エネルギー)を
イメージしてください。
東洋医学では、
舒展(ジョテン)意味は、すみずみまで!
通暢(ツウチョウ)意味は、円滑に!
2つ合わせて
疏泄(ソセツ)といわれます。

人体では、
肝、胆、目、筋、怒など
表されます。
病変の兆候として
手握る(心身の過緊張)、爪、涙(過不足)、
呼ぶような話し方、鳥の様なイメージ等
現れます。

つづく

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月6日火曜日

東洋医学④


木火土金水
(モク、カ、ド、ゴン、スイ)
どのようなイメージを
お持ちになられるでしょうか?
古代中国の人々は、
氣をイメージするのに
木火土金水、
子丑寅・・など
自然動植物で表現し、
氣をイメージし易く
工夫されました。
また、文字を読めない人にも
絵や図などで伝える事が可能でした。

次回より
木火土金水の
一つ一つ解説を致していきます。

今回、
五形(タイプ)を分類する
テストの画像を添付させて頂きました。
先天的な五行の形(タイプ)
を分類されるよう作成しましたので、
お試しください。

後天的な影響で
変化している場合も
多く見られますので、
「分類する目的ではなく
違う視点で見てみる

事におススメいたします。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月5日月曜日

東洋医学③


・蔵府学説(蔵象論ゾウショウロン)①
現代医学では、臓腑と表記するのに対して
東洋医学では「蔵府」と表記します。
(古典に蔵府の文字が使われている為)
以後、東洋医学を表す場合には、
蔵府と表記させて頂きます。

古代中国の人々は、
解剖学(形)より、
氣(働き、エネルギー)を
重要視していた為、
古典にも解剖をした文献がありますが、
(かなりひどい事もしていたようです)
氣の理論に蔵府を分類したようです。
社会的な考えとして
陰陽五行など氣の理論が
現代科学と同じように
主流であったのです。

実際は、存在しないが
働きが認められるために
心包(シンポウ)
三焦(サンショウ)
という蔵府もあります。

また、土の分類に「脾」という蔵が
ありますが、現代医学では消化器にあたります。
これは、江戸末期に杉田玄白さんが、
こんな大事な臓器に卑という文字は、好ましくない
との理由で脾臓は消化器とは
別の臓器の名となりました。
実在するが五蔵に名がない臓も、
働きの種類別に
五蔵の中に分類されています。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月2日金曜日

東洋医学②

・血と水とは?
前回のお話で「形」と
表現していたことを
人体でエネルギーとしては、
血(ケツ)
水(スイ)
と表します。

・水とは?
人体の水分と命の養分が
合わさったものです。
「潤い」と表現されます。
声に潤いが無い。
肌に潤いが無い。
髪の毛に潤いが無い。
などなど。

さらさらした水(津)もあれば、
ドロドロした水(液)もあります。
合わせて水のことを
津液(シンエキ)とも呼びます。

生命力(命の養分)が低下してしまうと
潤いが無くなり、
継続されると「老化が加速する」
場合もあります。

命の養分が低下すれば、
ただの水なので
必要なところに水分が無く、
要らないところに水分があふれます。
浮腫、むくみが出たりします。
(ひどい状態を水毒(スイドク)といいます)
過度の疲労、考え過ぎなどからの脳の疲労で消耗します。

・血とは?
水に氣がまじり赤くなり
「血」となります。
血は、血液でもあり
筋肉、内臓、骨、神経、精神などを
栄養します。
血が消耗してくると
身体が栄養されず、
硬くなります。
(筋収縮、しびれ、不眠、乾燥、口が乾くなど)
また精神も潤わない状態となり
働きが低下いたします。
(イライラ、そわそわなど)

血とは、心身を潤わす栄養であり、
潤いを与える力です。
不足を血虚(ケッキョ)と
言います。
また、
潤いを心身に送る力の低下も血虚と表しますので、
貧血だけでなく、
血行不良も血虚です。
過度の運動、ストレスで消耗します。

血の流れが悪い状態を瘀血(オケツ)と
言います。
肩コリなど全身のコリ。
血の流れが悪い状態です。
女性は、血を集めて妊娠する状態を
保つ機能が備わっています。
集めるけれども、
流れが悪い方は生理痛が強く、
集めにくい方は、
生理不順、不妊などとなる可能性があります。
(先天的な氣の量で症状の有無が変わります)

瘀血は生命力が枯れ、
病が深くなると癌となることも
あります。

血行不良も悪いですが、
生命力の消耗が重要です。
血行不良にとらわれ
心身の消耗する事にならない程度の
血行促進がいいと考えます。



青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年3月31日水曜日

東洋医学①


氣とは?
皆様はどんなイメージを
持たれるでしょう?
温かさ、冷たさ、磁力、電気、見えない力・・・
様々なご意見があると思われます。

氣とは?
①広い意味では、すべて氣。
②狭い意味では、働き・エネルギー。

この広義的、狭義的な氣の意味を
ご紹介させていただきます。

①広義的な意味の氣
・氣一元論(キイチゲンロン)
「森羅万象すべては氣」
古代中国の人々から見れば、
様々なエネルギー、物体、生物。
熱、磁気、石ころ、木、人間、電車など人工物なども
含めて、「すべては氣で出来ている」と考えると思います。
現代科学の量子物理学でも
すべての物は原子、分子で出来ている。
一見では、動きの無い様な“物”も
動きがあるので、同じような考えかも知れません。

②狭義的な意味の氣
・氣と形
動きがあるもの、働かせるエネルギーを「氣」陽とも表します。
動きが無い静止いている物を「形」陰とも表します。
と相対的に分類されます。
こちらで言う氣は、
様々なエネルギー、働き。
現代科学で神秘的とされること
心の動きも含む。

形とは?
物体など形のある物。
石ころ、身体など
身体に氣が入り始めて動ける。
氣がないと動けない(死)。

人体では、
氣が経絡(ケイラク)という
流れに沿って全身くまなく
流れています。
流れが良いと
身体的、精神的に治癒力があります。

流れが悪い「実」、少ない「虚」と
なってしまうと
心身ともに治癒力が低下いたします。

漢方薬(湯液)、鍼灸などの治療とは、
虚に氣を補う=補(ホ)
実の氣を出す・取る=瀉(シャ)
補瀉することで
氣の流れが良くなり、充実し
心身の治癒力が向上します。

疲労、気候、ケガ、過剰な性行為
過剰な行動(すわりっはなしなど、同じ事を続ける)や
精神的なとどこおり、偏りも
氣の流れが悪くなり、
消耗をしてしまいます。

青龍サコダ鍼灸治療院  迫田 敬一

2010年3月30日火曜日

ホリスティックと東洋医学

4月が目前というのに
まだまだ寒い日が
続きますね。

3/28に行われました。
ホリスティック医学概論セミナーに
ご参加頂いた皆様、
有難う御座います。
少し内容に欲張り
東洋医学のご理解頂け難い方も
いらっしゃった様に
感じられましたので
ホリスティックと東洋医学の
お話をさせて頂きたいと思います。

ホリスティックとは
上記をご参照いただくと定義されています。

東洋医学のベースとなる
「陰陽論」で表現しますと
・病は悪い事でありますが、
 気づきが得られることもあります。
(陰に中にも陽がある)

・体に良いとされる事でも
心に負担が多いとかえって有害となることも。
(陰だけ、陽だけでは存在できない)

・心や体が動き過ぎ、動かない過ぎは
かえって病となる事もあります。
(陰極まれば陽、陽極まれば陰)

部分的なことでは、
良い事と思われる事も
「全体」「まるごと」「とらえる方向で違った見解」で
見ると悪い面があります。

例えば、食養生で
肉食をやめる事を始める。
病となってしまったお体には
良いかも知れません。
しかし、精神的苦痛がひどいと
自己治癒力が低下してしまいます。

逆に「あれもほしい、これもしたい」と
欲求のままに生活を続けるようであれば、
自身の生命力を削ってしまいます。

心とからだ、どちらからも
相対的にとらえ、バランスを考える。

心身のみでなく
家族、社会、経済、自然など
一方面のみではなく様々な方面から
バランスを考える。

ホリスティックと東洋医学は
同じではありませんが、
大きく相関性があることと思います。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年3月16日火曜日

3月28日。予告・・

3月28日の
ホリスティック概論セミナーにて
「東洋医学とこころのバランス」と題しまして
お話をさせて頂くこととなりました。

今回、概論のお話を黒丸先生
東洋医学をテーマに各論として
野網先生と私です。

私の内容ですが、皆様の東洋的素因と
ユング心理学から
陰陽論の解説です。

ユングについて
カール・グスタフ・ユング
(Carl Gustav Jung、1875年―1961年)
スイスの精神科医。深層心理について研究し、
分析心理学(ユング心理学)の理論を創始。
無意識に関心が大きく
「人類の歴史が眠る宝庫」と
たとえている。

東洋思想に影響を受け
分析心理学に陰陽論的な
側面があるので
今回、東洋医学をご紹介させて頂くのに
引用させて頂きました。

私の診療でユング心理学を
カウンセリングしている訳ではありませんが、
・意識(表現している自分)
・無意識(表現していない自分。人類共通の無意識を含む)
意識と無意識のバランス(陰陽論)を図ることが、
「患者様らしく表現するお手伝い」と
心がけていますので
患者様にお話するのに
たいへん便利に使わせて頂いております。
(ユング心理学だけに影響されている訳でもありません)

無意識は押さえすぎると
「影」と呼ばれ
意識を弱らせ
表現を無意識が乗っ取ります。
すると身体的、精神的、社会的などに
多大な悪影響が現れますので
注意が必要です。

たとえば、
思考的な方は、
芸術や癒しなどで
感動や安らぎ
感覚、直感、感情など
少しでも表現できれば
「影」とはならないでしょう。

東洋医学は陰陽論をベースに
五行論があり鍼灸、氣功などが
施術されます。
しかし、陰陽(バランス)を考えない
施術は厳密には東洋医学ではありません。

心のバランスを考えるセラピーは
東洋医学といえますし
「良い物はたくさん施術すれば良い」
お考えは東洋医学的ではありません。
(東洋でされているセラピーという
見解では東洋医学ですが・・)

しかし、それで患者様に
有効であれば陰陽に
こだわる事が無くても
まったく問題ありません。

当日、テストもご用意させて頂いておりますので
お楽しみにしてください。

私自身。
黒丸先生、野網先生の講演も
楽しみにしております。
(くしくも昨年のシンポで
 お酒に○○なメンバーですが・・・)

青龍サコダ鍼灸治療院
 迫田 敬一