2010年4月30日金曜日

東洋医学⑳

心火を
陰陽論で表現しますと、
常に活動的=陽が強いので
陽だけに偏り易いです。

陽極まれば陰
心火の場合は
腎水と同じく
尽きると死を意味します。

独陰、独陽は存在し得ない」ですから
極まらないように
陽の中にも陰がある
休養やリラックス、食養生などで
許容量以上に
活性化し過ぎない心がけが大事です。
(必要以上の安静も負担となります)

心火は血管の働きに係わります。
をかくのは
血管が拡張して熱を体外に排出する為に
行われます。

汗は水です。
消耗しすぎると陰が減ります。
陰虚=陽実(陽が多くなり過ぎ)
心火が変動(虚実)していると

汗が出にくいもしくは出ない。(無汗)

むやみに汗をかく(自汗)

汗に係わる症状が見られます。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月28日水曜日

東洋医学⑲


心火の変動は顔色に出やすいです。
東洋医学を始めてから
今まで、2,3人
見受けられた例ですが、
赤ら顔でよく笑う方がおられました。

心火のことが
気になって聞いてみると、
「最近、笑いたくないときも笑ってしまう」と
おしゃっていました。
心疾患もあると・・・
後、3ヶ月ほどで皆様
残念ながら
お亡くなりになられました。

精神の中枢である「心火」
不調になると
「喜怒哀思悲恐驚」
東洋医学で七情(シチジョウ)
といいます。
心蔵のコントロールと
七情のコントロールが出来ない症例です。

上記は心に熱(要らない働き)が多い
極まりですが、
少し「心火」に熱がある
兆候として
ため息、多言が
出現いたします。

恋わずらいも
ドキドキするのは、
胸(心火)に
熱(要らない働き)がある状態です。
一時的なものは
心配ありません。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月27日火曜日

東洋医学⑱


人体で火の性質を心火(心火)と呼びます。
・心蔵を一定のリズムで拍動させるエネルギー!
・精神活動の中枢!(七情=喜怒哀楽悲驚恐)
に関係が深いです。
どちらも生きている限り、
停止するわけにはいきません。
太陽や火のイメージです。

ゆえに「心病まず」
といい心が
病む=死
となります。

しかし、心の経絡(手の少陰心経)が
変動(虚実)する事もありますし、
他の蔵と違い
変わりに邪(変動させる要因)を受け
守ってくれる蔵があります。

心包といいます。
心膜とも言われますが、
“架空な蔵”です。
働きがありますが、
実態がない。
(府では三焦)

心火のグループですので、
心包、三焦どちらも
働き続けなくてはならない
性質です。

青龍サコダ鍼灸治療院
 迫田 敬一

2010年4月26日月曜日

東洋医学⑰


火について
夏、暑、南、日中など
自然界では表され
火で活動力)の
極まりであり
常に活動をしているイメージです。

人体では、
心、心包(シンポウ)、
小腸、三焦(サンショウ)、
血管、舌、喜びなど
表されます。

病気の兆候として
循環器。精神障害。
赤ら顔など

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月24日土曜日

東洋医学⑯

その他
五志の意・知は
・意識を保つ・脳の働きを
(物忘れなど認知症)
表現されています。
泌尿器に関係が深く、
尿漏れ、失禁、頻尿、夜間尿意など
ある程度の腎氣がないと
水分を溜める事が出来なくなります。

脳脊髄圧減少症で
腎虚の方になっている方も
いらっしゃいます。

腎氣の不足は、
ある程度の腎氣があれば
自身で氣を溜め
回復する能力があります。

少なくなりすぎると
氣を溜めれず自己回復力が
低下いたします。
大病や少しの症状でも
治りにくい病は、
腎氣が消耗している
可能性があります。
(腰痛が伴うことも多いです)

体を活性化する運動や飲食物、
脳の活性などは
腎氣が回復するまでは
おススメできません。
体力などが付くどころか
疲労になるだけです。

不眠な方でお元気な方は、
お昼寝をするとますます眠れないですが、
腎氣などが消耗している方は、
自己回復力がないので、
(無意識に過敏な状態で休むことが下手)
お昼に少ない時間でも
“スイッチを切る”
意味でおススメです。

よく使われるツボの1例
・太渓(タイケイ)、腎兪(ジンユ)
腎の変動(虚実)に一般的なツボです。
・湧泉(ユウセン)
精神安定
・築賓(チクヒン)
皮膚疾患
・陰谷(インコク)
のぼせ
(東洋医学⑭の画像を
 ご参照ください)
・三陰交(サンインコウ)&懸鐘(ケンショウ)
頻尿や膀胱炎

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月23日金曜日

東洋医学⑮

腎水は、
生命力そのものであり
体力や精神力と関係深いです。
生まれて生殖能力が備わるまでは腎水が充実していません。
特にお子様でおねしょが治りにくい。
怖がり驚き易い方の中に腎水の虚の方がおられます。
器の中にエネルギーが少ない状態ですので
溜まりにくいですが
ゆっくり溜まる分、
成長とともに能力を発揮されます。

腎氣は命に係わる欠かせない氣です。
溜める事が出来なくなれば
尽きてしまい動けなくなり寿命が終わります。
陰極まれば陽になる
溜める力を失わない様に心がけが大切です。

地球のエネルギー問題とよく似ています。
先に使いすぎると次世代には尽きてしまいます。
ただ、動かない事はよくはないです。
(動かない過ぎも、消耗へと繋がります)
腎水の消耗しない程度の疲労は
睡眠、食事、リラックス、呼吸
などにより回復いたします。
回復する範囲での疲労がいいと思います。

疲れている上に更に疲れを溜めない事です。
お体のメッセージ(身体症状)
を聞きお体と相談しながら
お使いいただければ大丈夫です。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月22日木曜日

東洋医学⑭


腎氣が低下すると
精神力や
生殖力の減退、
老化など
生命力がありません。
お一人お一人量は違いますが
本来の氣が充実していないと
若年性更年期、自律神経症状
潤うが無い(筋肉、皮膚、髪など)
老化の前兆となる
“症状”が現れます。

腎氣は、
生命維持のために
最低限必要なエネルギーであり、
将来に使うために
使いすぎてはいけません。

こころ・からだ・脳(腎水が養っています)の
過剰な疲労や
過剰な性行為などにより
将来に使うべき氣が消耗してしまうと
生命力低下により
自己治癒力が悪く
大病や実年齢より老化現象が
起こる可能性があります。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月21日水曜日

東洋医学⑬


人体で水の性質を腎水(ジンスイ)と呼びます。
・泌尿器、生殖器など水と生命力!
・腰、下腹部、下肢など
に関係が深いです。

①腎水の陽の氣は、
命門です。
生殖力や生命維持機能の
エネルギー源です。
この氣が充実していると
身体的な生殖力があり、
若々しく
下肢が冷えないです。

②腎水の陰の納氣、封蔵と
水分そのものです。
水のイメージで下に下に流れ
“溜まります”
氣が下腹部(丹田といいます)
に溜められていると、
心身の充実。治癒力があり
生命力がみなぎっています。

腹式呼吸が困難な方で
納氣が衰えている方が見られます。
(更年期・若年性更年期、自律神経症状)
お体、年齢に適した“氣”を
維持していなくてはいけません。

青龍サコダ鍼灸治療院
 迫田 敬一

2010年4月20日火曜日

東洋医学⑫


水について
冬、寒、北、夜
水、生命力(若さ)など
自然界では表され
下で「貯める」
“蔵する”の氣(エネルギー)
「水は下に流れて溜まる」
イメージをして下さい。

東洋医学では、
封蔵(フウゾウ)下に集めて貯める!
納氣(ノウキ)深い呼吸により氣を集め貯める!

人体では、
腎、膀胱、耳、骨、恐、驚など
表されます。

病気の兆候として
泌尿器、生殖器。老化。浮腫。
びっくりし易い。
下半身の弱りや冷え現れます。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月19日月曜日

東洋医学⑪

肺金は、
金属、鉱物のイメージです。
神秘的なエネルギーと捉えられます。
表皮が薄く感じられる方は、
氣が少ないか、
めぐりが早い方です。
(早いと消耗が激しく本来の氣の量より
 少なくなりがちです)
このような方は、
敏感で、心や体の変化を捉えることが
上手なのでセラピストなど
繊細なご職業に
向いていると思います。
しかし、反面
向きすぎて消耗し易いです。

その他
五志の魄(ハク)を
ユングは女性性の氣と表現していました。
精神安定が氣の消耗を
避ける事になります。

よく使われるツボの1例
・太淵(タイエン)、肺兪(ハイユ)
肺の変動(虚実)に一般的なツボです。
・少商(ショウショウ)
風邪、咽喉の痛み
・魚際(ギョサイ)
二日酔い
・列欠(レッケツ)
呼吸器、背部痛。
・孔最(コウサイ)

(東洋医学⑨の画像を
 ご参照ください)

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月17日土曜日

東洋医学⑩

宣発粛降作用が低下すると
お肌の潤いが失い
皮膚トラブル、
呼吸器疾患
鼻水、冷え易い(風邪を引き易い)
体表の氣が少なくなり
(バリヤーが薄いイメージ)
心身ともに外からの
刺激に弱くなります。
寒さは天敵です。

氣はいくつかの種類があります。
・宗氣(呼吸器と循環器のリズムの調節)
・衛氣(体表をめぐり外からの刺激から守っている)
・営氣(水とこの氣が交じり合い血となる)
これらは、呼吸による陽氣と
飲食物から得られた陰氣が合わさり
作られます。
陰氣の割合が多いと
血、水(津液)となります。
ゆえに
肺氣=氣
といわれます。

つづく

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月15日木曜日

東洋医学⑨



人体で金の性質を肺金(ハイキン)と呼びます。
・呼吸
・氣によって水をめぐらす事(潤い)
に関係が深いです。

①肺金の陽の氣は、
宣発です。
呼吸の呼気です。
濁氣(汚れた氣を吐き)
全身に氣によって
水をめぐらします。
(前回投稿の噴水のイメージです)
この氣が充実していると
外からの外邪(寒暖、ストレスなど)から
守るバリアーとなります。
腠理(ソウリ)の調整といいます。

②肺金の陰の氣は、
粛降です。
呼吸の吸気です。
清氣(きれいでエネルギーのある)を
吸い込む。
水を下半身へ送る

宣発、粛降作用
氣により全身に潤いを
めぐらせます。
お肌のお手入れとも
関係いたします。

つづく

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月13日火曜日

東洋医学⑧


金について
秋、燥、西、夕方
金属、鉱物など
自然界では表され
下へ下へと「降りる」
“収れん(集める)”の氣(エネルギー)を
イメージして下さい。
東洋医学では、
粛降(シュクコウ)下降と清潔にする!
宣発(センパツ)発散する、体表の調節。
  噴水は上に上がるが下に散布されるイメージです。

人体では、
肺、大腸、鼻、皮膚、哀、悲など
表されます。
病気の兆候として
咳や呼吸の乱れ、皮膚の変化、鼻水、
精神的落ち込み等
現れます。

つづく

青龍サコダ鍼灸治療院
 迫田 敬一

2010年4月10日土曜日

東洋医学⑦


少し脱線いたしまして、
「四神」について
各方位の守り神として有名ですが、
五行の氣を表しています。

東の「青龍」(セイリュウ)
西の「白虎」(ビャッコ)
南の「朱雀」(スザク)
北の「玄武」(ゲンブ)

青龍は、前回の投稿で
解説させて頂きました
「木」を表す四神です。
上へ上へと昇る性質です。
たなみに私の治療所は、
青龍という名を付けております。
流派でも私のセカンドネームでもありません。
日本の伝統的な脉診を用いた
鍼灸治療を施術いたしておりますので、
「東」
何も無いところから初めたので
「発生」
昇りすぎると落ちてしまう戒めの心。
「陽極まれば陰となる」
後は坂本龍馬ファンなので
「龍」」
という訳で青龍サコダ鍼灸治療院にしました。

白虎は、「金」を
表します。
林や森の中に潜む虎
神秘性を表す「白」

朱雀は、「火」を
表します。
熱の性質が極まる「赤」
火の鳥、鳳凰

玄武は、「水」を
表します。
亀と蛇が合わさった四神。
生命力、若さ、寿命を蓄える
「蔵する」性質

さらに、中央に
麒麟」は「土」を
表します。
上半身は陽を表し
下半身は陰を表しています。
また「黄龍」と表すこともあります。

次回は「金」についてです。

青龍サコダ鍼灸治療院
 迫田 敬一

2010年4月9日金曜日

東洋医学⑥






人体で木の性質を肝木(カンモク)と呼びます。
①肝木の陽の氣は、
疏泄作用です。
肝と胆の蔵府が
精神には(氣)身体には(血)を
めぐらせ安定させます。

②肝木の陰の氣は、
「血を集める」(収れん)
脳の血を集めないと眠れません。

疏泄=心身へ血をめぐらせる(陽)と
収れん=血を集める(陰)の作用で
心身へ血を供給する調節を担っています。

①疏泄が低下すると、
氣滞(氣がスムーズに流れない)
精神抑うつ、潔癖症。
イライラして怒りっぽい(口が苦い。下の裏の血管が怒張します)、
くよくよする。
胃の調子が悪くなる(氣滞と胆汁分泌低下)

②血の調節が悪くなると
1、逆上せ
不眠。めまい。耳鳴り。頭痛など
2、血行不良
手先足先の冷え。肩こりなど筋緊張。月経異常などの
症状となります。
(下まぶたをめくると白い、爪の色や変形が見られます)

肝=血とも言えますので、
肝は水分と氣が合わさり
出来ています。
水が減ると、氣(必要なエネルギー)から
熱(要らないエネルギー)となってしまいます。
自然界と同じく上に逆上せます。
(更年期、自律神経失調症など)
風と同じ作用です。
「風邪」(フウジャ)といいます。
肝氣は水蒸気がのぼるソフトなイメージ(正常)
風邪は風吹き荒々しいイメージです(病的)

その他
肝は活発な氣ですので
現代医学で内分泌系と関係が深い(亢進の場合は鶏の様、落ち着かない状態)
解毒
意思と決断力(五志=魂)
ユングは男性性の氣と表現していました。

肝陰(血)が消耗すると
目(視力、疲れ、眼瞼下垂)目の使いすぎに注意!
性欲力(心と体が原因の勃起力)ストレスと慢性疲労に注意!


よく使われるツボの1例
・太衝(タイショウ)、肝兪(カンユ)
肝の変動(虚実)に一般的なツボです。
・中封(チュウホウ)
ギックリ腰

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月8日木曜日

東洋医学⑤


木について
春、風、東、朝など
自然界では表され
上へ上へと「昇る」
“発生”の氣(エネルギー)を
イメージしてください。
東洋医学では、
舒展(ジョテン)意味は、すみずみまで!
通暢(ツウチョウ)意味は、円滑に!
2つ合わせて
疏泄(ソセツ)といわれます。

人体では、
肝、胆、目、筋、怒など
表されます。
病変の兆候として
手握る(心身の過緊張)、爪、涙(過不足)、
呼ぶような話し方、鳥の様なイメージ等
現れます。

つづく

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月6日火曜日

東洋医学④


木火土金水
(モク、カ、ド、ゴン、スイ)
どのようなイメージを
お持ちになられるでしょうか?
古代中国の人々は、
氣をイメージするのに
木火土金水、
子丑寅・・など
自然動植物で表現し、
氣をイメージし易く
工夫されました。
また、文字を読めない人にも
絵や図などで伝える事が可能でした。

次回より
木火土金水の
一つ一つ解説を致していきます。

今回、
五形(タイプ)を分類する
テストの画像を添付させて頂きました。
先天的な五行の形(タイプ)
を分類されるよう作成しましたので、
お試しください。

後天的な影響で
変化している場合も
多く見られますので、
「分類する目的ではなく
違う視点で見てみる

事におススメいたします。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月5日月曜日

東洋医学③


・蔵府学説(蔵象論ゾウショウロン)①
現代医学では、臓腑と表記するのに対して
東洋医学では「蔵府」と表記します。
(古典に蔵府の文字が使われている為)
以後、東洋医学を表す場合には、
蔵府と表記させて頂きます。

古代中国の人々は、
解剖学(形)より、
氣(働き、エネルギー)を
重要視していた為、
古典にも解剖をした文献がありますが、
(かなりひどい事もしていたようです)
氣の理論に蔵府を分類したようです。
社会的な考えとして
陰陽五行など氣の理論が
現代科学と同じように
主流であったのです。

実際は、存在しないが
働きが認められるために
心包(シンポウ)
三焦(サンショウ)
という蔵府もあります。

また、土の分類に「脾」という蔵が
ありますが、現代医学では消化器にあたります。
これは、江戸末期に杉田玄白さんが、
こんな大事な臓器に卑という文字は、好ましくない
との理由で脾臓は消化器とは
別の臓器の名となりました。
実在するが五蔵に名がない臓も、
働きの種類別に
五蔵の中に分類されています。

青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一

2010年4月2日金曜日

東洋医学②

・血と水とは?
前回のお話で「形」と
表現していたことを
人体でエネルギーとしては、
血(ケツ)
水(スイ)
と表します。

・水とは?
人体の水分と命の養分が
合わさったものです。
「潤い」と表現されます。
声に潤いが無い。
肌に潤いが無い。
髪の毛に潤いが無い。
などなど。

さらさらした水(津)もあれば、
ドロドロした水(液)もあります。
合わせて水のことを
津液(シンエキ)とも呼びます。

生命力(命の養分)が低下してしまうと
潤いが無くなり、
継続されると「老化が加速する」
場合もあります。

命の養分が低下すれば、
ただの水なので
必要なところに水分が無く、
要らないところに水分があふれます。
浮腫、むくみが出たりします。
(ひどい状態を水毒(スイドク)といいます)
過度の疲労、考え過ぎなどからの脳の疲労で消耗します。

・血とは?
水に氣がまじり赤くなり
「血」となります。
血は、血液でもあり
筋肉、内臓、骨、神経、精神などを
栄養します。
血が消耗してくると
身体が栄養されず、
硬くなります。
(筋収縮、しびれ、不眠、乾燥、口が乾くなど)
また精神も潤わない状態となり
働きが低下いたします。
(イライラ、そわそわなど)

血とは、心身を潤わす栄養であり、
潤いを与える力です。
不足を血虚(ケッキョ)と
言います。
また、
潤いを心身に送る力の低下も血虚と表しますので、
貧血だけでなく、
血行不良も血虚です。
過度の運動、ストレスで消耗します。

血の流れが悪い状態を瘀血(オケツ)と
言います。
肩コリなど全身のコリ。
血の流れが悪い状態です。
女性は、血を集めて妊娠する状態を
保つ機能が備わっています。
集めるけれども、
流れが悪い方は生理痛が強く、
集めにくい方は、
生理不順、不妊などとなる可能性があります。
(先天的な氣の量で症状の有無が変わります)

瘀血は生命力が枯れ、
病が深くなると癌となることも
あります。

血行不良も悪いですが、
生命力の消耗が重要です。
血行不良にとらわれ
心身の消耗する事にならない程度の
血行促進がいいと考えます。



青龍サコダ鍼灸治療院 迫田 敬一